iOS11やiPhone8の画像動画形式H.265/HEIF/HEVCで幸せになれるのか?
突然ですが、iPhoneの容量が足りてますか?2017年秋に配信が開始となったiOS11から新しい画像・動画形式が使えるようになりました。今まではjpegやh.264の動画形式でしたが、画像はHEIF、動画はHEVCを使えるようになりました。これは画像や動画を保存しておく形式のことです。iPhone8ではデフォルトで、この形式が選択していましたが、何のことかわかりません。そこで容量を圧迫しやすいのは動画ファイルなので、H.265/HEVC動画形式についてメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
ファイル容量を大幅削減
旧形式ファイル(H.264)と同等の画質で容量を最大半分まで抑えられるようです。新しい形式にすると単純に倍の時間録画できるようになります。
超高画質にできる
旧形式ファイル(H.264)だと4K画質まででしたが、H.265では8Kを画質や、300fpsの超ぬるぬる、や超スローモーション撮影ができるようになるみたいです。ちなみにiPhone8では4Kの60fps、1080pでは240fpsのスローモーション撮影ができます。
ライブでは低いビットレートで高画質配信
容量を大幅削減できて高画質を維持できるのでライブ配信やモバイル配信では特に威力が発揮されます。モバイルは比較的低速の回線なので高画質が維持しにくいです。H.265なら低速な回線でも今まで以上に高画質で配信できますね。
デメリット
対応しているPC用再生ソフトが少ない
今までメジャーではなかったので対応している再生ソフトが少ないのが現状です。仮に対応していてもビデオカードの再生支援機能を使わないと、しっかり再生できないと思おいます。
対応しているPC用編集ソフトが少ない
動画を撮影したら、無駄なところは編集したいですよね。でも残念ながら対応している編集ソフトは限られています。MacだとiMovie、WindowsだとTMPGEnc Video Mastering Works 6やVegas Pro 14あたりが対応しているみたいです。
対応しているスマホが少ない
iPhoneはiOS11なら再生できそうです、Android端末では標準でサポートしている端末は少ないみたいです。しかし、LINEやGoogle フォト、その他画像を使ったストレージを経由すると他の端末でも見られる旧形式に変換してくれるところもあるみたいです。直接受け渡しするのではなく、オンラインサービス経由で渡すようにしましょう。
普及すれば幸せになれる!
今までiPhoneの容量不足には泣かされてきました。ここぞというシャッターチャンスで容量不足でチャンスを逃したことは何度も経験してきました。デメリットの問題は少しづつ改善していきます。これが改善されれば幸せになれるでしょう。